05/08/2026
秋の管理職研修を企画される時期になりました。
研修後のアンケートで一番多い声は「他部署の人と話せてよかった」です。悪いことではありません。ただ、それだけで終わるなら懇親会でも足ります。
原因は、当日の進行ではなく課題設定にあります。
「理想のリーダー像について話し合ってください」——この問いでは、誰も傷つかない一般論しか出てきません。人は、正解のある問いには正解を答えるからです。
リーダーシップが動くのは、正解がなく、その場で判断を迫られ、結果がすぐ返ってくるときだけです。
だから私たちは、議論のテーマを与えるのではなく、制限時間と制約のある課題をチームに渡します。すると必ず、計画が崩れる瞬間が来ます。そのとき、誰が最初に声を出すか。誰が黙るか。誰が人のミスをかばうか。これは演技ではなく、素の反応です。
ある製造業の研修で、いつも会議で仕切っている課長が、体を使う課題では一言も発せられなかったことがありました。
「自分は指示は出せるが、混乱の中で人を動かした経験がなかった」
この気づきは、議論だけでは絶対に出てきません。
そしてもう一つ。最も削られやすいのが、ふりかえりの時間です。時間が押すと「まとめは各自でお願いします」となる。しかしリーダーシップが育つのは体験の最中ではなく、体験を言葉にする瞬間です。
新しいブログ記事では、グループワークの成否を分ける3つの設計ポイントを書きました。秋の研修を企画される方に読んでいただけたら嬉しいです。
▼記事はこちら
https://slmt.co.jp/column-leadership-groupwork-design/
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