31/08/2026
Brompton SRF3 内装3段ハブ 不調の原因究明を行いました。
昨日の作業です。前職時代からお世話になっているお客さま、愛車のBromptonの内装3段の1速に入らないとのことで入庫いたしました。確かに、スタンド上でチェックしてみると、確かにおかしな挙動。しっかりと日々の通勤などにお使いいただいていますので、できるだけお預かりの期間を短くしたいところ。
しかしながら、内装3段だけのモデルはすでに絶版となっておりますので、倉庫から中古のリアホイールを引っ張り出してきて、サッと交換いたしました。
ということで、原因究明に取り掛かります。いつものようにリアホイールから内装3段ユニットを引っ張り出しましたところ、左側のリテーナーが粉砕してしまっている状況。お持ち込みの段階では小さくガタがありましたが、これだけでは1速へ入らなくなることは考えにくいです。
次に、ドライバー部分を取り外すと、アクチュエータープレートがあるべきところにありません。スプリングも大きく変形し、爪も行方不明です。
アクチュエータープレートはバラバラになっており、ドライバーの爪はこんなところに入り込んでいました。内部クラッチの動きを阻害していたようです。内部も傷だらけになっており、さすがにこれを修理するのは現実的ではないとの判断をいたしました。
考えられる原因としては、ハブのガタが大きくなっていた状態でもそのまま乗られていたことで、ドライバー側にもガタが波及し、アクチュエータープレートが破損したのではないかと思われます。今回は幸いにも中古リアホイールの在庫がございましたので、サッと交換することができましたが、大切な愛車ですから、適切なタイミングで点検にお持ち込みいただけましたら幸いです。
※中古部品による修理につきましては、基本的に当店にて車体をお買い上げのお客さまを対象といたしております。何卒ご了承くださいませ。
30/08/2026
Brompton 駆動系のカスタマイズを行いました。
先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、Bromptonの駆動系をカスタマイズいたしました。Classic Editionならではの雰囲気を損なわずに、よりスムーズな回転性能を確保しつつ、耐久性を向上させる意図です。
BBを定番のTANGE LN7922へ交換。
チェーンをKMC X9へ交換。スプロケットも新品へ交換し、このペアに合わせた変速調整を実施。変速性能は大きく向上します。
ペダルはMKS ツーリングライトショート ワンサイドEzyスーペリア。回転性能と耐久性のバランスが非常に高く、特にお勧めいたしております。
作業完了後、お引渡しの際にお乗りいただきましたが、「これまでとは全然違う!」とお喜びいただきました。自転車店主として心から嬉しい瞬間です。この度はご依頼くださり、誠にありがとうございました!
29/08/2026
DAHON DEFTAR 納車整備いたしました。
先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、DAHON DEFTARを納車整備いたしました。すでに新型のDEFTAR TXが発売されておりますが、当店では旧モデルの在庫がございましたので、ご希望にちょうど合致した格好でした。この度は当店でのご用命、誠にありがとうございました!
28/08/2026
ONYX Racing Products Brompton用前後ハブ・ご試乗用サンプルホイールの入荷です。
本日の入荷です。先般、アメリカのONYX Racing Products製のBrompton用前後ハブが発売されました。すでに一部のお客さまからご予約をいただいておりますが、輸入元のご厚意で、ご試乗用サンプルホイールを貸し出ししてくださいました。9/7【月】まで店頭にてご試乗可能です。
当店の試乗車へ組み込んでみました。軽ーく試走した感じでは、非常に滑らかに動くな~という印象を受けました。スプラグクラッチならではのかかりの良さは当然としても、かかる瞬間の当たりの柔らかさを感じます。長距離では足への負担も減ってくれるのではないでしょうか。大昔のシマノ製リアハブのローラークラッチの印象と近いですが、こちらの方が明らかに踏み込んだ際のラグが小さく、まさにどこからでも瞬時に踏んでいける!という感じです。
私的MTBではノッチ数の多いリアハブを愛用しておりますが、それらとはまた異なるかかりの良さを感じました。独特な構造と滑らかな走り、MTBでも使ってみたくなります。
27/08/2026
NordTur EBL-3618 テールライト 入荷いたしました。
昨日はお休みをいただいて、不調になってしまった愛車をお世話になっているショップまで移動、その後は両親と昼食をいただいてのんびりとした一日でした。たまにはええもんです。
さて、先日入荷のこちら。先般の展示会で発注していたNordTur(ノードツアー)のテールライト、EBL-3618です。アルミ切削製のボディとPC樹脂製のブラケットでサドルレールへ、付属のゴムバンドでシートポストへの固定が可能です。
25/08/2026
VOTANI Q3 納車整備いたしました。
先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、VOTANI Q3を納車整備いたしました。今回は純正オプションのフロントバスケット(ラージ)を追加、街乗りに適した仕様です。
つい先日新発売となった純正のフロントバスケット(ラージ)。耐荷重は10㎏です。従来ではフロントキャリアへ市販のアルミ製バスケットを追加装備するのが主流でしたが、安価でありながらシンプルな意匠と申し分ない仕上がりです。
当店での初納車となったQ3のグロスブラック。ほんの少しメタリックの粒子がちりばめられており、キラキラとした艶のあるブラックです。この度はありがとうございました!
24/08/2026
8/23【日】ポタリングの会 堪能いたしました。
昨日はお休みをいただいて、恒例のポタリング会を開催いたしました。おかげさまで、今回も早々に定員に達し、総勢8名にてのんびりサイクリングでした。当店前に集合後、京阪電車の天満橋駅から石清水八幡宮駅まで輪行、東高野街道~山根街道を走行。大和田駅近くの銭湯へ立ち寄り、そのあとは当店のお客さまのお店
「Garden 立ち飲みビストロ」にて2名さまと合流、おいしいイタリアンを堪能いたしましたよ。
今回の走行距離は約25.6㎞、獲得標高は275mでした。ご参加くださった皆さま、わがままにお応えくださったGardenのマスター、ありがとうございました!
22/08/2026
STEPWING 内装5段ハブの修理作業を行いました。
先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、STEPWINGの修理作業を行いました。標準ではシマノ製の内装3段だった車体ですが、他店さまにてSturmey Archer製の内装5段へ交換されておりました。内装5段が不調とのことで入庫です。
現在では日本国内でSturmey Archerの補修部品を入手することは非常に困難になっております。当店では2009年ごろより内装5段をそれなりの台数へ組み込みしてまいりましたので、内装5段ハブにおける弱点をある程度把握できておりますが、部品入手の難しさを鑑みると、早め早めの対処が大変重要になってまいります。
この度は遠方からのご依頼、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!
21/08/2026
Brompton ChrisKing 組み付け・各部修正作業を行いました。
次の日曜日はポタリング会。ご参加予定に皆さま、愛車の整備状況はいかがでしょうか。
さて、先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、2005年製のBromptonへChrisKingのヘッドセットとTANGE製BBを組み込みいたしました。あわせて、諸々の修正作業を行っております。
まずはこちら。すでに組み込まれていた金属製のチェーンテンショナーとKCNC製プーリーの間、真鍮製のスペーサーを製作いたしました。チェーンラインを測定して製作することで、ワッシャーを入れずにすっきりとまとめています。
ヘッドパーツは定番のChrisKing。精度、耐久性ともに申し分なし。
ほとんど見えておりませんが、TANGE LN7922へ交換。ワンキーレリーズはお持ち込みの真鍮製。
この車体はシマノ製内装8段を組み込まれており、リアエンド幅が125㎜まで拡大されておりました。手持ちのレーザーを当てて調べてみると、エンド幅拡大分のほとんどが右側へ集中しておりました。
しかしながら、リム中心はハブ中心とほぼ同一でしたので、リムが12㎜ほど右側へ寄ってしまっている状態でした。そこでスポーク調整を行い、リムをフレームの中心へ持っていけるように修正してみました。
画像はありませんが、実際には左右エンドの高さにもずれが生じていましたので、ブレーキパッドのあたりがずれてしまいます。リムセンターきっちりとフレーム中心へ合わせきることはできませんでした。
その後、割れてしまっていた左ダストキャップを交換し、回り止めワッシャーはSturmey Archer製を加工して組み付け。かなりの時間を要しましたが、少なくともお持ち込みいただいた状態よりは改善することができました。
非常に困難な作業でしたが、大変勉強になりました。この度は遠方からのご依頼、誠にありがとうございました!
18/08/2026
2007 Brompton M3L オーバーホール作業を行いました。
先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、2007年製のBrompton M3Lのオーバーホール作業を行いました。非常に大切にお乗りいただいていたおかげで、全体的な状態は非常によく、最低限の作業で十分と判断いたしました。一連の流れをご紹介いたします。
まずは主要部品を取り外した状態にて、フレームの洗浄を行います。BBとヘッドパーツは交換前提ですのでこの時点ではそのままです。フェンダー裏側にこびりついた汚れも一気に洗い流します。
洗浄したフレームの乾燥を待つ間に前後輪のハブをオーバーホールいたします。こちらは内装3段の中身一式の分解洗浄とグリスアップを終えた状態です。これを抜け殻状態のホイールへ組みつけ、振れ取り作業を行いました。前輪も同様に作業を行っております。
フレームがきれいになりました。シートスリーブとシートポストはとてもきれいな状態でした。
今となっては懐かしさを覚える旧Mハンドルとブレーキレバー周辺。状態の良いものが入手しにくい旧型部品ですので、白化していた樹脂部品も交換せず、できる限り復元しました。
オーバーホールを行った内装3段ハブ。各ワイヤーはすべて交換。チェーンテンショナーのアイドラープーリーはシールドベアリング入りのものへ交換し、メンテナンス頻度を減らしております。チェーンとスプロケットも新品へ交換。この年代の純正では厚歯ですが、現行の薄歯へ交換し、次回以降の部品入手性を改善しております。
細身のシルエットが美しいFixedクランク。BROMPTONロゴは印刷ですので、洗浄時にはマスキングを施して消失を防ぎました。この前代のフレームにはBBの交換時にはタップによる修正は必須ですが、この車体ではフェースカットは不要と判断いたしました。チェーンライン修正のためシムを追加しております。
ヘッドパーツは定番のTANGE FL270C。性能と耐久性、価格と入手性まで考慮すると、やはりここへ落ち着きます。これら以外にはシートクランプレバーの動作改善とフレンチバルブ用のスペーサーを追加しております。元々の状態が良かったため、著しい性能改善を体感することは難しいかもしれませんが、あと10年、15年とお乗りいただけるよう、しっかりと点検と調整などの作業をさせていただきました。遠方からのご用命、誠にありがとうございました!